雨が降る日は誰か死ぬ
「本当はさぁ、中学のときに告白したかったんだけど、全然接点がなかっただろ」


「うん」


朋美は涙を拭いながら、啓太の告白を聞いた。



「この前偶然、この時間にオマエを見かけて、それで待ってたんだ」



「え?」



「オマエがここを通るの」



「嘘!?」



「嘘じゃないんだ。でも、いきなり待ち伏せしてて告るのも、ストーカーみたいで変だから、

偶然を装ってさぁ……それで、友達を紹介してって言ったら、オマエが俺のことをどう思ってるか分かるかと思って」


「バカ……」


「ごめん」


「でも、大好きだよ」


朋美はようやく笑顔になった。
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