向日葵
「それにしても、相変わらず真尋ちゃんは人気者だなぁ。」

「まぁ、外面は完璧だからなぁ、あいつは。。」
「確かに、お前と2人でいる時の真尋ちゃんは別人みたいだよなぁ。」



そう、あいつは俺といる時には、まるで別人になる。
けど、それは俺だけに本当の自分を見せてくれているようで、嬉しくなるんだ。


「てか、真樹。そろそろ先生来るぞ。早く自分の席に戻れ。そして俺の幸せを邪魔するな。。」

「はいはい。わかりましたよ。」


…ガラッ
扉が開き担任の先生が入ってくる。


「あ〜、お前ら早く席に着けぇ。」


このやる気のなさそうな人が俺たちの担任。
名前は山口圭介。まだ20代半ばのイケメンで女子達からの人気は抜群だ。

でも、俺は何だか好きになれないんだよなぁ…


「じゃあ朝のHRを始める。…っと、先生忘れてたんだが、学級委員を決めなきゃいけないんだ。
男女一名づつ立候補してくれ。」


…シーン……

なんでこおゆう時って皆結束するんだろ?

「んじゃあ、先生が決めます。
男子は山口豊。
女子は対馬真尋。」
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