Colors of Life ~ドキドキ!ルームシェア~


 「沈丁花のことね。英名でダフネっていうんだ」


 かわいいとサンゴちゃんは笑う。


 和名ではジンチョウゲっていうんだ。


 「蕾がピンク色で、花は強い香りがするのよね。春の代名詞ね。春の歌にも出てきたりするわね」


 「へぇ~、そうなんだ」


 いろんな花の名前を知ってるサンゴちゃんはステキだ。


 「そういえば、紅虎のことを恩人って言ってたけど、紅虎ってどんな人なの?」


 食事中に血みどろのドラマを見出すようなジコチューな奴なのに、あたしの弱い所を叱ってくれたりもする。


 その割には、こっちがお礼を言ってるのに自分宛ての手紙が来たら、そっちに夢中でこちらは完全無視。


 はっきり言ってよく解らない人だ。


 「虎ちゃんねぇ・・・もしかして彼のこと気になるの?」


 「えっ!?やめてよ、冗談じゃない!!」


 つい語尾に力が入ってしまい、そんなに全力で否定しなくてもとサンゴちゃんに宥められてしまった。


 丁度、ウェイトレスのお姉さんが注文していた料理を持ってきたので、一時中断して、料理を堪能する。


 サンゴちゃんが頼んだペペロンチーノもおいしそうだったので、頼んで1口分けてもらった。


 お腹も満たされて、ホットコーヒーで一息つくと、サンゴちゃんが自分のことを話始めた。


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