嘘、鬼よ。













局長法度…!!



土方が全てを言い終わると空気がピキリと凍った。




「………」

「………」



みんな苦笑い。


あの原田でさえも、腹に筆で描いた似顔絵を隠すかのように俯く。




別に今のところこの宴会では、誰も局長法度に背いていない。

しかし土方は、警告してるのだろう。


あまり羽目を外しすぎるな、と。

どんちゃん騒ぎもいいが切腹になっても知らんぞ、と。




「…あはははは……」



山南が空気を読んで少し苦笑いして見せる。



さすがこの男…土方。
恐ろしい……











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