あそこの姫は逃走中


「魔死!!!」


やっと家につき、ノックせず家に入った。するとありえない光景を目撃した。


「あぁ……魔希…か」

「これは…これはどういう意味?!!」


それは子供たちの死骸がある光景だった。思わず目をそむけてしまった。


「さぁな、帰ってきたときからなっていた。」


魔死は目の光がなく、いつもの魔死じゃなかった。


私の目頭が熱くなった。せっかく…せっかく7人で逃げられるとおもったのに…


やっぱり3時のときに行けば良かった。なんで…なんで?


「城のものだ……」

「え…?」

「城のものがやったんだよ。」

「!!?」


ことばがでなかった。お城の人たちがやったの?なんで?なんのために?!


するとふとついさっあったことを思い出した。


召使だ…召使がやったんだ……!!確かにいつもは起こす時はドアをあけず「コンコン」とやるもん。


なんで気づかなかったの?


まさかこのことを予想しといて…魔死の子供たちを…?


「魔死……逃げよう」
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