世界が終わる時の景色



心配そうに声をかけてきたメイドに、そう告げた。


「…あ、僕がそう指示したって事は秘密ね。意地になって食べないかもしれない」

「…はい、わかりました」


ぺこりと礼をして片づけ始めたメイドを見遣り、
自分の仕事に戻った。



―・・・



「じゃあこれ、お願い」


サンドイッチと、志乃の好きなホットココア。


「かしこまりました」


メイドが厨房から出た後、
軽く片づけながら残った食材で自分も食事をとる。


「…食べてくれると、いいけど」



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