宝物〜絆〜
秀人に続いてメシを食い始めた私たちは、その後もくだらない話で盛り上がった。
話題は尽きる事なく、DVDを見ている時を除くと始終バカ話をしていた私たち。
結局、私は零時に切り上げて自分の部屋に戻った。恐らく二人はまだ盛り上がっている事だろう。
私はなんだかんだで疲れていたらしく、風呂から上がったら瞬時に深い眠りについた。
* * *
そして一夜明けた木曜日。
朝日に照らされた教室内で、立川は所定のポジションとなった秀人の前の席に座り、窓の外を眺めていた。
立川の明るい茶髪は、陽の光に照らされると金髪に見える。
「いやぁ、寝袋って意外に寝心地良いんだな。茜ちゃんも美咲んちに泊まる時の為に、一個買っときなって」
立川は自分の横、つまり私の前の席に座っている茜に話を振った。
「ええ。やだよ、そんなの。山登りに行くみたいじゃん。持ってくなら布団だよ」
茜は苦笑して答える。
いや、布団を持ち歩くのは大変だと思うぞ、茜?
「布団は迷惑だろ。俺だって布団置いといて良いなら置いときてえけど。でもま、んな事したら家帰んねえで秀人んちから通っちまいそうだけどな」
立川は笑いながら言う。
「ハハ。さすがに布団を置いとくスペースはねえよ」
秀人が苦笑混じりに答えた時、ちょうど教室の前の扉からバカ西が入ってくるのが見えた。
話題は尽きる事なく、DVDを見ている時を除くと始終バカ話をしていた私たち。
結局、私は零時に切り上げて自分の部屋に戻った。恐らく二人はまだ盛り上がっている事だろう。
私はなんだかんだで疲れていたらしく、風呂から上がったら瞬時に深い眠りについた。
* * *
そして一夜明けた木曜日。
朝日に照らされた教室内で、立川は所定のポジションとなった秀人の前の席に座り、窓の外を眺めていた。
立川の明るい茶髪は、陽の光に照らされると金髪に見える。
「いやぁ、寝袋って意外に寝心地良いんだな。茜ちゃんも美咲んちに泊まる時の為に、一個買っときなって」
立川は自分の横、つまり私の前の席に座っている茜に話を振った。
「ええ。やだよ、そんなの。山登りに行くみたいじゃん。持ってくなら布団だよ」
茜は苦笑して答える。
いや、布団を持ち歩くのは大変だと思うぞ、茜?
「布団は迷惑だろ。俺だって布団置いといて良いなら置いときてえけど。でもま、んな事したら家帰んねえで秀人んちから通っちまいそうだけどな」
立川は笑いながら言う。
「ハハ。さすがに布団を置いとくスペースはねえよ」
秀人が苦笑混じりに答えた時、ちょうど教室の前の扉からバカ西が入ってくるのが見えた。