BirthControl―女達の戦い―
「すまないが、私もここへは月に一度しか来ないから、施設の内部を全部把握してる訳じゃないんだよ
ただ、ここまではあまり人のいない区域だが、ここから先は誰に出会うかわからない
とりあえず怪しまれないように、君にはここのスタッフの制服に着替えてほしい」
そう言って丸山は前もって用意していたらしい制服を要にスッと手渡した。
それはグリーンを基調とした、前をファスナーで閉めるタイプの速乾性素材のものだった。
下も同色同素材のズボンで、ストレッチが効いていて動きやすそうだ。
さっそく着替えてみると、違和感なくスタッフに溶け込むには要は整いすぎていたが、帽子を被り掃除担当ということにしておけば何とかなりそうだった。
事前に手配してあった銃をポケットに隠して、丸山にも一つ手渡す。
一瞬、驚いたような顔で要をチラリと見やったが、それだけここからは何があってもおかしくない状況なんだと、丸山もわかったようだった。
意を決したように銃に手を伸ばすと、丸山は先ほど羽織ったばかりの白衣のポケットに、それを落とすようにしまう。
ただ、ここまではあまり人のいない区域だが、ここから先は誰に出会うかわからない
とりあえず怪しまれないように、君にはここのスタッフの制服に着替えてほしい」
そう言って丸山は前もって用意していたらしい制服を要にスッと手渡した。
それはグリーンを基調とした、前をファスナーで閉めるタイプの速乾性素材のものだった。
下も同色同素材のズボンで、ストレッチが効いていて動きやすそうだ。
さっそく着替えてみると、違和感なくスタッフに溶け込むには要は整いすぎていたが、帽子を被り掃除担当ということにしておけば何とかなりそうだった。
事前に手配してあった銃をポケットに隠して、丸山にも一つ手渡す。
一瞬、驚いたような顔で要をチラリと見やったが、それだけここからは何があってもおかしくない状況なんだと、丸山もわかったようだった。
意を決したように銃に手を伸ばすと、丸山は先ほど羽織ったばかりの白衣のポケットに、それを落とすようにしまう。