BirthControl―女達の戦い―
「冷凍されているんだよ……
でもまだそんなに時間が経っていないから、もしかすると蘇生できるかもしれない」
「ほんとに!?
久枝さん、助かるんですか?」
遥香は目を輝かせながら、丸山の顔を穴が空くほど見つめている。
「まだわからないけどね?
ただ……このままじゃ無理だ
はるちゃん、施設にお風呂はあったよね?
ゆっくり温めなければならないんだ
案内してもらえるかな?」
それを聞いてホッとしながら遥香の顔を見ると、きっと喜んでるだろうと思われていた彼女の顔は真っ青になっていた。
「遥香?」
そう声をかけると、ハッとしたような顔で、こちらを見る。
それからどうしようと呟きながら目を泳がせた。
「何か都合が悪いことでもあるのか?」
そう言われて遥香は動揺したように答える。
「ここではお風呂は一週間に一度しか入れないの
たぶん電力をたくさん使うから節約してるんだと思う
それにさっき青柳のいた部屋で気付いたんだけど、このシステム自体が火力発電になってるみたいで……
でも私……さっきそれを止めてきちゃったから……
お湯も出ないかもしれない……」
でもまだそんなに時間が経っていないから、もしかすると蘇生できるかもしれない」
「ほんとに!?
久枝さん、助かるんですか?」
遥香は目を輝かせながら、丸山の顔を穴が空くほど見つめている。
「まだわからないけどね?
ただ……このままじゃ無理だ
はるちゃん、施設にお風呂はあったよね?
ゆっくり温めなければならないんだ
案内してもらえるかな?」
それを聞いてホッとしながら遥香の顔を見ると、きっと喜んでるだろうと思われていた彼女の顔は真っ青になっていた。
「遥香?」
そう声をかけると、ハッとしたような顔で、こちらを見る。
それからどうしようと呟きながら目を泳がせた。
「何か都合が悪いことでもあるのか?」
そう言われて遥香は動揺したように答える。
「ここではお風呂は一週間に一度しか入れないの
たぶん電力をたくさん使うから節約してるんだと思う
それにさっき青柳のいた部屋で気付いたんだけど、このシステム自体が火力発電になってるみたいで……
でも私……さっきそれを止めてきちゃったから……
お湯も出ないかもしれない……」