Over Line~君と出会うために
 その、瞬間。
 客席の電気が消えた。
 一瞬、周囲を支配していたざわめきがなくなり、その直後にそれは歓声に変わる。
 そして、フェイド・インして来るSEと、秒針の音が刻むカウント・ダウン。
 流れる音楽に導かれるようにステージ上に人影が現れて、それぞれの所定の位置と思われる場所にスタンバイする。カウント・ダウンの声は徐々にボリュームを上げ、やがて、10を切った。
 そのまま、SEが聞き取れないほどに低くなって行き。
 カウントを刻む、声だけが残る。
 5。
 4。
 3。
 2。
 1。
 0。
「Wellcome to REAL MODE!!」
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