Over Line~君と出会うために
彩は、迷う。
このまま、彼について行ってもいいものなのかどうか、判断がつかなかった。と言うよりも、混乱していてどうしたらいいのかもわからなかったのだ。
自分の中で、たくさんの気持ちが渦を巻いているような気がして。
「遠慮は要らないと思うな。まあ、あいつは全力疾走の後だから、しばらくは口もきけないかもしれないけどさ」
彼はにっこりと笑って、戸惑う彩の手を取った。
「え、あの」
「行けばいいじゃん」
「……大輔」
「じゃ、俺は帰るから、後はよろしくお願いしますね」
と、大輔は勝手に青年に彩を押し付けるようなことを言い出し、青年は請け負うようにうなずいた。
このまま、彼について行ってもいいものなのかどうか、判断がつかなかった。と言うよりも、混乱していてどうしたらいいのかもわからなかったのだ。
自分の中で、たくさんの気持ちが渦を巻いているような気がして。
「遠慮は要らないと思うな。まあ、あいつは全力疾走の後だから、しばらくは口もきけないかもしれないけどさ」
彼はにっこりと笑って、戸惑う彩の手を取った。
「え、あの」
「行けばいいじゃん」
「……大輔」
「じゃ、俺は帰るから、後はよろしくお願いしますね」
と、大輔は勝手に青年に彩を押し付けるようなことを言い出し、青年は請け負うようにうなずいた。