理想の恋愛関係
「あれは私がアレンジしたの」


少し落ち込みながら返事をする。


「え?」


優斗君は理解出来ない様に首を傾げた。


「やっぱり知らなかったんだ……私、自分のフラワーショップを持っているの。
花は私の仕事なの」

「……仕事?」


優斗君は驚いた様に聞き返して来た。


「……昔から花が好きで、仕事にしたくて自分の店を持ったの。
と言っても兄が協力してくれたから出来たんだけど……最近は軌道に乗って来たわ」

「そうなんですか……」


優斗君は意外そうに相槌を打った。


その様子を見ていたら寂しくなって、思わず言ってしまった。


「本当に優斗君は私に関心が無かったのね……婚約寸前だったって言うのに」


優斗君バツが悪そうな顔をしている。


……失敗した。


こんな恨み言みたいな発言するつもりじゃ無かったのに。


せめて最後位、嫌な女と思われたくない。


でも、いつ切り出されるか分からない別れに怯えながらこうして向き合うのは辛過ぎる。


「……今日は……はっきりと別れを言う為に呼び出したんでしょ?」


この状況に耐え切れなくて、自分から話を切り出した。


「えっ?」


でも……優斗君はなぜか驚愕した様に上擦った声を出した。


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