理想の恋愛
小屋の扉を見ると鍵が開いている。

ビンゴ!

そんなことを思いながら小屋の扉を開けて


「おい、麗。
勝手に小屋に入る・・。」


そこまで言いかけて言葉が止まる。
いない。

人がいた形跡はあるが、明らかに人はいなかった。


「何してるの実ー?」


「うわっ!?」


突然後ろから眠そうな顔をした麗が話しかけてきた。


「お前を探してたんだよ!
って、お前今までどこにいたんだ?」
「すっとリビングのソファーにいたよ?
ちょっと寝ちゃってたけど・・・。」


あくびをしながら言う麗。

< 9 / 51 >

この作品をシェア

pagetop