高校生ー揺れる関係ー
「ホントに?
見して、見して!」

「現金な奴・・。
ほらっ、これなんてベストだろ?」

「えぇーやばっ!
超いいじゃん!」

「だろ?」

「うん‼」

「じゃあ、お前こっち向け。」

「ん?」

【カシャッ】

「うん、上手く撮れた。」

「え?馬鹿!
急に撮るとか卑怯だ!
てか、さっきの絶対変な顔してたー!
消して!今すぐ消して!」

「嫌だね。
てか、変な顔じゃないし、いつも通りのツンデレが出てる。」

「誰がツンデレだって?」

「お前だよ。
大丈夫だ、ちゃんとした典型的の安定したツンデレだから、安心しろ。」

「んなことで安心できるかどアホ!!!!!」
と、私は隣に居る栄一を軽く肩を叩いた。

「叩くなよ?!
ほら、お前にしては可愛く映ってるぞ?」

「『お前にしては』ってのは、どういうことよ‼
どーせ、私は可愛くありませんよ!」
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