高校生ー揺れる関係ー
「ほら、それが可愛くないんだよ!
黙ってりゃ、可愛いんだから。
ほら、お前はルックスとか顔だって悪くないし。」

「そりゃ、どうも。
てか、あんたそんな臭いこと言って恥ずかしくないの?」

「恥ずかしいに決まってんだろ。
でも、言わなきゃ分かんないだろ…お前は。」

「それって遠回しにバカって言ってるよね?(怒)」

「いや、そう言うつもりじゃないんだけど!?
まぁ、その怒りを鎮めてくれよ?」

「うーん…まぁ、後でなんかしてくれるなら・・いいよ?」

「はぁー・・分かったよ。
やればいいんだろ?やれば。」

「うん!
てか、せっかくだし、一緒に撮ろうよ?」

「はぁー?!
嫌だよー、お前だって知ってんだろ、俺が写真嫌いなこと。」

「いいじゃん―記念にさ?
一緒が嫌なら、撮ってあげるよ。」

「何の記念だよ。」

「ん?水族館デビュー。」
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