高校生ー揺れる関係ー
「うん!!」

「パパ、ショック…。」

「ざまぁみろ。」
と、私と一樹が栄一に向かってあっかんべーした。

栄一は、顔を歪ませた。
私と一樹はそれを小馬鹿にした。

結局、自分たちの番まで3人で遊んでた。

「お次の方こちらにどうぞ。」
と、係りの人に言われて私達は指定された所に立たされた。

【ピッ】
という係りの人の笛の合図でイルカが顔を出した。

「あ、イルカさん!
初めまして、一樹です。」
と、一樹は律儀にイルカに挨拶をした。
イルカはそれに答えるように尻尾を振った。
一樹はそれを見て、余計に興奮してた。
その証拠に近くにいた栄一を力強く叩いてた。

「か、一樹…痛い、痛い!!」

「一樹ーパパが痛い、痛いって言ってるから、やめようか(笑)」

「うぅー痛い、痛い?
パパ、ごめんね?」

「可愛いから、許す!!」
と、栄一は一樹を抱っこした。
そして、イルカの近くに連れて、イルカと握手させた。
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