高校生ー揺れる関係ー
「おばあちゃん、行こう?
ほら、その荷物貸してー。」
と、おばあちゃんが持ってる荷物を受け取って、改札に向かった。

そしたら、持ってた荷物を誰かに取られた。
「あ!!
ちょ・・それ返しやがれ!!」
と、後ろに振り返って、とった本人を殴った。

「う゛ぐっ・・・。」
「あ・・・。」

と、私と殴った奴の声が重なった。
「栄一?!!!」
と、私は叫んだ。
そして、崩れ落ちた栄一と隣にしゃがんだ。

「ごめん!!
ねぇー生きてる?
栄一~、返事してよー。」

「お前な・・俺じゃなきゃどうするつもりだったんだー!」

「うぅー・・・だって・・ひったくりだと思ったんだもん。
ごめん・・。」

「別にいいけど。
てか、お前何も言わず降りやがったな!」

「あぁー・・だって、楽しそうに話してたし?」

「はぁー?!
楽しい訳あるか。
ずーっと、俺は黙ってたぞ。
で、お前を探したら、なんか知らない男と楽しそうに話してたし!

せっかくのデー・・・」
と、何かを言いかけ、顔を真っ赤にしてそっぽを向いた。
「デー?
何よー。」

「なんもねぇよ!
ほら、早く行くぞ。」

「あぁーうん。
おばあちゃん行こー。」

「若いのー。」
と、おばあちゃんは笑いながら私たちを見てた。
私は、おばあちゃんが転ばないようにと手をつないでた。


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