高校生ー揺れる関係ー
「こんなのと結婚なんてありえませんから。」

「そうなんですか?」
「お似合いなのにね。」

「「ないないない。」」

「そうですか。」

「で、なんか用あんの?」

「あ、はい。」
「実は、ただおしゃべりしたくて。
ダメですか?」

「私らは全然大丈夫ですよ。
ね、栄一。」
「あ、別にいいけど。」

「あ、ありがとうございます。」
「あの2人さんはどこまで行くんですか?」

「あ、栄一の家まで。」

「そうなんですか。」
と、私と女の子たちとは、すぐ意気投合した。
女の子たちは私たちが乗り換えで降りる駅でお別れ。
で、2人とも私たちより1個下の中3。
で、受験の息抜きの為にショッピングに行くために出かけてて、偶然、私たちの口喧嘩を聞いて話しかけようと思って、話しかけてくれた。

（なんかうれしいな。
ちょっと出掛けて得した気分。）
と、私は女の子たちとガールズトークをしてた。
まぁ、隣にいた栄一は、付いていけない様子で外を見てた。

でも、さすがにそれはかわいそうだったから、チョイチョイちょっかい出したりして、構ってあげた。
その度、栄一から冷たい視線と痛いひじ打ちを喰らった。

「なにすんのよ。」

「お前が悪い‼」
という言い争いも何回か起こった…ような気がする。
てか、起こしました。
で、女の子たちに止めてもらってた。

けど、「やめろ」と言われると、やりたくなるのが人間だから、やってしまった。
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