高校生ー揺れる関係ー
そして、時間が過ぎるのが早くて、次の駅で乗り換えで女の子たちと別れる駅の手前の駅に着いた。
私と女の子たちは意気投合して、連絡先を交換した。
「歩夢さんみたいな人初めてです。」
「こんなにすぐ会ったのにこの意気投合具合、、ある意味最強。」
と、感激されてる。

私は、同じように一緒にキャッキャしてた。
栄一は、それ見て、楽しそうに微笑んでた。

「でも、もうすぐでお別れだな・・・。
あぁーもっと一緒に居たい!」

「歩夢さん、それは私たちもですよ!
うぅー歩夢さんだいすきー。」
「私だって、大好きだよー。」

「2人ともありがと。
栄一、私モテモテーなんだけど。」
「うるせぇー。
女にモテて嬉しいのか。」
「うん‼
こんな可愛い子たちにモテるなんて大歓迎。」

「歩夢さーん。
可愛いなんて照れちゃう。」

「可愛いなー。」
と、何気にイチャイチャしてる。
けど、私はどっちかというと彼氏みたいだった。

それからずっと、「離れたくない」と涙目で言われてた。
私は、泣きそうな2人を抱きしめた。

「おい、そろそろ出るぞ。」
と、ムスっとした顔した栄一が私たちを電車から降ろした。
そして、私たちが降りてすぐ電車のドアは閉まり、電車は行った。

そこから改札まで2人は私から離れなかった。
私は、それがあまりにも嬉しくてずっと栄一に幸せアピールをしてた。
栄一は、それが疎ましかったのか冷たい視線を向け、呆れてた。

「んじゃ、わたしたちあっちだから、もう行くね。
楽しんできてね。」

「はい。
歩夢さん達も。」

「もちろん。
ってか、こいつ送るだけだし。

まぁ、いっか。」
「なんだよ。
その『ま、いっか』は?!」

「栄一さん、結構突っ込み激しいですね。」
「それね!意外です。」

「うっとしい突っ込みだけどね。」
「なら、さすなよ。
てか、歩夢、そろそろ。」
「あ、うん。
分かった。
じゃ、2人ともまた連絡するね。
入試でも終わったら、また4人で遊ぼうか。」

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