actually

他愛もない会話をしていれば3人はビルの出入口付近に到着していた


生田目と山田が来たときと何ら変わらない風景


しかし雰囲気がほんの少しだけ違う気もする




山田は誰にも気付かれない程度に眉を潜めた


「なあ、葉山。お前の電話番号分からんから教えてくれないか?」


少し前後関係のおかしい質問だったが好青年葉山はこころよく承諾してくれた


「えーっと、ケータイは・・・・・・
あ、俺のケータイ、ロッカーだ。今とってきます!」


二人を残して恐らくロッカーへと走り去った葉山







チャリン




・・・・葉山の通り道に落ちた鍵



どちらともなく顔を見合わせる山田と生田目


「届けに行くか」


「そうですね」


二人はビルの奥へと再び足を踏み入れた
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