actually
葉山の向かった先が分かるのか、特に迷っている様子もなくスタスタと歩く山田と、それに懸命についていく生田目
どこか急いでいるようにも見えるが・・・
二人はどんどんビルの奥へと、人気の無いところへと進んでいく
"関係者以外立ち入り禁止"
そうかかれている通路もお構い無しだ
暗く、大人がギリギリすれ違える程度の広さの通路
二人の足音だけが静かに鳴り響く
それだけでも不気味なのだが、よく耳を済ませば足音はふたつだけではなかった
二人の後方から聞こえる足音はおよそ6つ
その6つの足音に二人が気づいているかどうかは定かではない
その不気味な追いかけっこはすぐに終わってしまった
山田と生田目の目の前には既に道がなかった、つまり行き止まりだったのだ
それを知っていたかの様にゆっくりと近づいてくる足音達
それを待ち構えるかの様に一言も発っすることなく立っている二人
そして足音の者達が現れた
「やっぱり社長の言った通りだったな」