actually

時は少しさかのぼり、生田目と山田が合流する前

――――――――――――――――――

「おい、この女ビルから出すな。そしてタイミング見計らって捕まえろ」


そう普段よりも少し低めの声で写真を手渡す少し年をとった男、恐らく50代後半ほどだ

その人は先程、そうじのおばちゃんが社長、と呼んだものである


そして写真を受けとるのは、一応スーツは身につけているもののワイシャツのボタンは3つほどあけ、上着も前を閉めず、このビルの社員とは思えない男性



「これは・・・防犯カメラの写真ですね。この女がどうかしたんですか?」


写真の中の女性は、静止画にも関わらずおどおどしていることが一目瞭然だ


「清掃の行動が少し気になって、そいつを監視していたんだ。そしたらその女が現れた。
その女には何かがある。だから捕まえろ」


男は小さくため息をつくとダルそうに返事をした

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