俺様編集者に翻弄されています!
<悠里様、いつものお飲み物をお持ちしましたよ。アールグレイがお好きでしたよね>


<イケメン執事様!?>


<イケメンなどと……そんな事ないです>


<ふふ、照れてるのね? アールグレイ、私が好きな紅茶を覚えててくれたんだ……ア~ッチチチチチチ!>


<ああ、少し熱く淹れすぎてしまいましたか? 申し訳ありません>


<そう、私、猫舌なの、この紅茶が冷めたら―――>


<はい、かしこまりました。それでは……一度私の口に含んでから、悠里様に直接飲ませて差し上げましょう>


<…………え!?>


<私は熱いものには抵抗ありませんので……>


<ええっ!? べ、べべべ別にフゥフゥするから……って、口移しもなかなか美味しいかも? って何考えてんだろ私!?>


<さぁ、悠里様、どうか私の口移しの紅茶を……ん>


<んんっ、もう……そんなに唇押し付けないで、恥ずかしいんだから……苦しくなっちゃう。く、苦しい……ほんとに……く、苦しいぃぃ!>












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