【完】ヒミツの恋を君と。
「あたしも宿題しよう…」
そう呟いて、晴が勉強してるテーブルの向かい側に座わる。
テーブルの上にプリントを開く前に、今キッチンから持ってきたポテトチップの袋をバリっと開けて小さめのお皿にザーッと入れた。
「お前…うるせぇよ」
「あ、ごめん。ここに置いとくから晴も食べてね」
まだお昼ご飯までには時間があるからと小腹を満たすためのポテトチップは、テーブルの真ん中に置く。
あたしはプリントを眺めながら左手をお皿の方に伸ばす。
手を突っ込んで、触れたのはポテトチップの感触じゃなくて、
「ご、ごめんっ!」
「……いや」
思いっきり晴の手を掴んでた。
動揺を隠しながらまたプリントに視線を戻すけど、ちっとも集中できない。
触れた手が熱くて、そのまま、頬にまでその熱が駆け上がってくる。
でも、目の前に感じる晴のシャーペンの動きは滑らかで、自分だけが意識してるのを恥ずかしく思えた。
そう呟いて、晴が勉強してるテーブルの向かい側に座わる。
テーブルの上にプリントを開く前に、今キッチンから持ってきたポテトチップの袋をバリっと開けて小さめのお皿にザーッと入れた。
「お前…うるせぇよ」
「あ、ごめん。ここに置いとくから晴も食べてね」
まだお昼ご飯までには時間があるからと小腹を満たすためのポテトチップは、テーブルの真ん中に置く。
あたしはプリントを眺めながら左手をお皿の方に伸ばす。
手を突っ込んで、触れたのはポテトチップの感触じゃなくて、
「ご、ごめんっ!」
「……いや」
思いっきり晴の手を掴んでた。
動揺を隠しながらまたプリントに視線を戻すけど、ちっとも集中できない。
触れた手が熱くて、そのまま、頬にまでその熱が駆け上がってくる。
でも、目の前に感じる晴のシャーペンの動きは滑らかで、自分だけが意識してるのを恥ずかしく思えた。