《爆劇落》✪『バランス✪彼のシャツが私の家に置かれた日』


『好きだ』と言われて自分も三浦を好きになったんだろうか? そんなに私の思考回路は単純に出来ているのか?

自分で自分にほとほと呆れてしまう。

私って凄く面食いだったっけ?

ツラが良ければ性格が悪くてもいいんだっけ? いや、いい訳がない。

あいつはすごくケチな事も忘れちゃいけない。

でも、お手製のカレーは美味しかった。料理の腕はいいのかもしれない。確か料理上手は頭がいいと本で読んだ覚えがある。

それなら、頭もいいのかも。一流会社にも勤めてるし。


何故か三浦を細かく分析しておきながら、変なところがあると必死に大雑把でも何かしらのフォローを考えている私。

何故、私は三浦を援護しているのだろう……。


知らぬ間に私を迷路に放り込んだ張本人三浦からは、スマホにメールが来る訳でもなく、電話が来る訳でもない。



信じられないことに、なんの音沙汰もないまま数日が過ぎていった。
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