《爆劇落》✪『バランス✪彼のシャツが私の家に置かれた日』
「もしかして、あんた…妬いてる?」
思いついたように三浦が言ってきた。
「はあ?」
妬く? 何故、私が妬くんだか。
「俺が合コン行くのとか嫌なんじゃん?」
言いながらニヤつく三浦の顔が目に浮かぶ。
とんだ誤解もいいところだ。
「まさか。どんどん行ってください。それで職人のように冴えない女でも排除してれば?」
少し間があり、三浦はゆっくりとした口調で話す。
「……ん? 冴えない女? あれ、あんたさ、今……」
頭にきていた。私が三浦のことで妬く理由がない。
「私、あなたが思うほど馬鹿じゃないので明日も暇じゃないし、行きません。
逆に聞きたいわよ。なんで私がわざわざ
あなたの家に行く訳? 理由がわかんない」
ピッ……
言うことを言ってから、電話を一方的に切ってやった。
ハーすっきりした。
言いたい事を言って、先に電話切るのって勝った気がしてかなり気分いい。
け、まだまだ青くさい男の分際で独身女をたぶらかした罰よ!
勝った! 先に切ったもん勝ちだ。
万歳したいくらいの気持ちだった。