《爆劇落》✪『バランス✪彼のシャツが私の家に置かれた日』
「明日になる前に……会えた」
口の端を上げて笑う三浦は、私の方へ顔を近づけてくる。
本物みたいによく出来た木の影に追い詰められた私。
私の背中に木の幹があたった。
私を見つめる三浦の横に長い緑色の葉っぱが垂れ下がるように生えている。
あ、これって。
少し怖いくらいに三浦がじっと見つめてくるのが私の緊張を高めていく。
あ、この葉っぱって、もしかして。
「…目をそらすな。
あんたは俺だけを見てなよ」
そう言われて私の顎は三浦にぐいって、つかまれていた。
自然に三浦をまっすぐ見る事になり仕方なく三浦の整いすぎた顔をじっくり眺めた。