《爆劇落》✪『バランス✪彼のシャツが私の家に置かれた日』
ついばむようなキスをされながら、知らないうちに玄関から上がってすぐの床に押し倒されていた私。私の上には、三浦くんが覆いかぶさっていた。
「でも役割とかって言ってたじゃん。合コンの日」
いらない女を排除する役割ってひどい事いってたのに、今更ひと目ぼれでしたって? そんな上手い話がある?
「真澄さん、本当にごめん。俺さ、もともとプライドがスゲー高くて、出来るなら真澄さんにも……ひと目ぼれの事は、ばらしたくなかった。なんつうか負けた気がして」
私の上から三浦くんが困ったように赤い顔して私を見おろしている。私にもひと目ぼれのことを、ばらしたくないってどういうことよ。負けるって? 恋愛に勝ち負けってあるの?
「へんな男だよね、三浦くんって」
「好きになってきた? いや、キスを許したってことは……」
フローリングの床に押し倒した私の顔を上から覗き込む三浦くん。
「もう、好きなんでしょ?」
自信たっぷりに微笑んで見せる綺麗過ぎる顔に私の体は熱くなる。