《爆劇落》✪『バランス✪彼のシャツが私の家に置かれた日』

三浦くんの唇が下りてきて、もう一度あわさってすぐに離れた。
私の様子をうかがっている様だ。



「前みたいに強がってないと上手くバランスがとれなくてさ、素直になると相手にされなかった時に恥ずかしいし……辛い」


「バランス?」


「そう。こうやって真澄さんにキスを許してもらってる今も、いつ拒絶されるかなって考えると素直に自分を出していくのが怖い」


あ、男でも怖いとかってあるんだ? 三浦くんの私に対する嫌味な態度は、強がっていたからなの?

なんて不器用な男なんだろ。

じっと、三浦くんを見上げる。こんな顔してるのに自信ないなんて、なんてもったいたい。

自信満々に生きてきた男かと思ったのに、はったりだったんだ? いまだに信じられない。
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