《爆劇落》✪『バランス✪彼のシャツが私の家に置かれた日』
綺麗なのは顔だけじゃなかったかぁ。
感心して三浦の程よく引き締まり、ニキビとかシミのないツルツルの肌をした体を見つめていた。
「そんなに見られてもなー」
多少恥ずかしがっている感じの三浦くん。
「あ、ごめん。つい……」
つい……その後なんて言うつもりだったのか自分でもわからないが、三浦くんの体を見つめていたのは、断じてわざとではない、無意識だ。
「いーよ、真澄さんならいくらでも見てよ。そーだ、ついでにいくとこまでいっちゃう?」
いたずらっぽく微笑んで三浦くんは、裸の胸に私を抱きしめた。危うく、三浦くんの胸にキスしてしまう寸前だった。
両手を伸ばして三浦くんから離れようとささやかな抵抗を試みる。
「ついでって何? いくところまで? いかない! 絶対にいかないから!」
「なんだよ。裸になっちゃったからついでだと思ったのに」
「全然、ついでじゃないし!」
それから三浦くんは、上だけ私の大き目なスウェットを着た。
私が着るとだぶついたスウェットだが三浦くんが着ると胸の辺りがぴちぴちだった。
「ぴったりだな。これ」
「ぴったりっていうか、ぴちぴちじゃん」
「今度から真澄さんちに泊まる時は、これでいいから俺」
「は? 泊まる? 何言ってんの」
呆れる。キスしただけなのに、もう泊まるの?
「じゃあ、これ。よろしくね、真澄さん」
自分が脱いだシャツを私に差し出す三浦くん。
「ああ、うん」
受け取ったシャツについたリップを眺めて、指先で少し触れてみる。