《爆劇落》✪『バランス✪彼のシャツが私の家に置かれた日』
「えーそうですねー…」

万里はブルーなんたらとかいうカクテルの入ったグラスの水滴を指先でなぞりながら
「あーーーショッピングとかー」
と言った後、グルリと今日の合コンの男たちを見回した。

「へーいいねー。どこらへんに行くの?」
平凡な吉田さんの平凡でありきたりの会話。

万里がテーブルの下で私の太ももを突いてきた。

わかってますよ。
その何とかしてくれ的な目をやめて欲しい。いいじゃないのよ。万里には話しかけてくれる人がいるんだから。


私なんて目の前にあるのは、メニューだけ。人が座ってないんだから。


それでも万里に突かれると、どうにかしてやりたい気分になる。

指で喉をかきながら、一気にビールを流し込んだ。

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