隣に座っていいですか?
クマちゃん。
桜ちゃんの大切なクマちゃん。
亡くなったお母さんが買ってくれた、大切な大切なお友達。
もうっ!出て来いクマっ!
どこに入ってるの?
収集車の音楽が
繰り返し繰り返し踊ってる。
ゴミの山に埋もれながら
8個目の袋を開き
トマトソースの袋から赤い液体が飛び出し、私の袖口を染めた時
見つけた。
いた
クマちゃん……いたわ。
奥の方でこっそりと
閉じ込められましたって感じで、泣きそうな顔に見えるクマちゃんがいた。
「いたよ」
桜ちゃんに見せると
桜ちゃんはまた泣いて田辺さんの腕から飛び出し、ゴミまみれの私からクマちゃんをきつく抱きしめる。
「さくらのクマちゃん」
母親のように
抱きしめている姿を見ていると
ゴミの山も悪くないかも
いや
嘘です。
ハンパなく臭いし
自分がゴミになった気分。
でも
ホッと一息つき
ゴミ置き場に到着したおじさん達に「おつかれさまです」とご挨拶をして、去ろうとしていると
「その手から汚らしい物を離しなさい」
穏やかな朝に似合わない
厳しい声が近所に響く。
「いやぁ」
桜ちゃんはクマを抱きながら道路に突っ伏し、絶対ここから動くものかと意地になっていた。
いつも聞き分けのいい
優しい子には
合わない行動に驚きの私。
桜ちゃんの大切なクマちゃん。
亡くなったお母さんが買ってくれた、大切な大切なお友達。
もうっ!出て来いクマっ!
どこに入ってるの?
収集車の音楽が
繰り返し繰り返し踊ってる。
ゴミの山に埋もれながら
8個目の袋を開き
トマトソースの袋から赤い液体が飛び出し、私の袖口を染めた時
見つけた。
いた
クマちゃん……いたわ。
奥の方でこっそりと
閉じ込められましたって感じで、泣きそうな顔に見えるクマちゃんがいた。
「いたよ」
桜ちゃんに見せると
桜ちゃんはまた泣いて田辺さんの腕から飛び出し、ゴミまみれの私からクマちゃんをきつく抱きしめる。
「さくらのクマちゃん」
母親のように
抱きしめている姿を見ていると
ゴミの山も悪くないかも
いや
嘘です。
ハンパなく臭いし
自分がゴミになった気分。
でも
ホッと一息つき
ゴミ置き場に到着したおじさん達に「おつかれさまです」とご挨拶をして、去ろうとしていると
「その手から汚らしい物を離しなさい」
穏やかな朝に似合わない
厳しい声が近所に響く。
「いやぁ」
桜ちゃんはクマを抱きながら道路に突っ伏し、絶対ここから動くものかと意地になっていた。
いつも聞き分けのいい
優しい子には
合わない行動に驚きの私。