隣に座っていいですか?
「桜ちゃん新しい靴買おうか?」
ボーっと【瞬足】を眺めて娘に言うと
「いらない」即答された。
でも【瞬足】
小学生の運動会シーズンで一番のヒット商品。
早く走れる靴。
欲しい……履かせたい。
でも娘はいらないという。
悩んでいても仕方ない。
私は携帯を取り出し夫に電話。
『どうしました?』
「【瞬足】が売ってる」
『何ですそれ?』
「早く走れる靴」
『買うんですか?』
「桜ちゃんはいらないって言ってる」
『じゃ、いらないでしょう』
「神田さんは買ったって」
『誰それ?』
「愛梨絵瑠と茉莉花のお母さん」
『えっとですね』
苦笑いが携帯の奥から聞こえてきた。
『郁美さん。テンパってません?』
「うん」
『桜がいらないって言ってるのなら、別に買わなくていいでしょう』
「うん」
『桜とアイスでも食べてらっしゃい』
「はい」
素直に返事をし【瞬足】に後ろ髪を引かれながら、私は桜ちゃんとテナントに入ってるアイスを食べ、食品売り場に寄ってから家に帰る。
テンパってる
かもしれません。
ボーっと【瞬足】を眺めて娘に言うと
「いらない」即答された。
でも【瞬足】
小学生の運動会シーズンで一番のヒット商品。
早く走れる靴。
欲しい……履かせたい。
でも娘はいらないという。
悩んでいても仕方ない。
私は携帯を取り出し夫に電話。
『どうしました?』
「【瞬足】が売ってる」
『何ですそれ?』
「早く走れる靴」
『買うんですか?』
「桜ちゃんはいらないって言ってる」
『じゃ、いらないでしょう』
「神田さんは買ったって」
『誰それ?』
「愛梨絵瑠と茉莉花のお母さん」
『えっとですね』
苦笑いが携帯の奥から聞こえてきた。
『郁美さん。テンパってません?』
「うん」
『桜がいらないって言ってるのなら、別に買わなくていいでしょう』
「うん」
『桜とアイスでも食べてらっしゃい』
「はい」
素直に返事をし【瞬足】に後ろ髪を引かれながら、私は桜ちゃんとテナントに入ってるアイスを食べ、食品売り場に寄ってから家に帰る。
テンパってる
かもしれません。