涙空ー忘れられないー


梨音はとっさに逃げようとすると
照彦が飛んで来て腕を掴まれた

「梨音っ・・・待てっ・・・聞いてたんだろ
・・・来いよっ・・・」

「・・・イヤっ・・・離して・・・」

「離すわけなーだろっ・・・」

そう言って照彦は梨音を力強く抱きしめた

梨音の目から涙が流れ出ていた

「・・・梨音・・・俺言ったよなっ・・・
離さないって・・・俺は梨音が好きなんだっ」

「・・・照彦・・・私だって離れたくない・・・
でもお父さんやお母さんを悲しませたくない・・・
だから別れよう・・・」

「俺は嫌だっ・・・俺は梨音を取る・・・」

「・・・てっ・・・照彦・・・」

体調が優れない梨音の様子がおかしい事に
気づいた

「・・・梨音・・・おいっ・・・梨音・・・
どうした・・・」

「・・・ごめんなさい・・・」

「梨音っ・・・しっかりしろっ・・・」

そして梨音の意識は途絶えた

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