気まぐれ王子とサル女





この瞳で見られちゃ断れないよ。



「わかったよ。」



そう言って私は寝顔の写真を消した。



「はい、消したよー」



そういった途端、爽太は



「なんで、俺がサル女に
謝らないといけないんだよ。
感謝しろよ。
俺が謝るとか、レア物だぞ!」



全然反省をしてない爽太に
私はまんまと騙された。



「...サル女って言うなー!」



ほんと嫌なやつ…






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