サラリ-マンと女子高生



彼女がいないって分かったら今日は本当に楽しめると思っていた。


なのに、なんだろうこの気持ち

怒りでもない悲しいでもない



…悔しい


あぁ、そうか、
私颯さんのこと好きなんだ


本当は最初から分かっていた

だけど、叶うはずないって、私のこと好きになってくれるはずないって、
自分の気持ちに気づかないふりしてたんだ



「千咲ちゃん?」



自分から人を好きになるのは初めてのことで、
この人が好きと分かった瞬間今までどうやって話していたか分からなくなる



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