ｻﾗﾘ-ﾏﾝと女子高生

「すいませ…なんか意外すぎて」



「そんなに?千咲ちゃんって大げさだよね」



「大げさじゃないですよ、多分みんな驚きます」



そう言うと颯さんは楽しそうな笑顔とは一変して真剣な表情に変わった



「…長続きしないんだよね、俺。東京いた時もいたことはいたんだけど全部あっちから近づいてきて最終的に俺が別れようって言ってた。


颯さんがぽつりぽつりと話し出す。



「俺、大学まではこっちだったんだけど大学2年から卒業までずっと付き合ってた人がいて、その人に仕事が東京で決まったって言ったら遠恋は無理って言われて、お互い嫌いとかじゃないのに別れたんだ。

だから東京行ってからの彼女は今思うと全部その人の代わりだった。俺は最低なんだよ」



颯さんは、今までに見たことがないくらい悲しい笑顔で私を見る