【完】保健室で君と××~プレイボーイとイケナイ恋愛授業~
その苦しさに耐えていると、どうやら帯
を締め終えたらしく、圧迫感から僅かに
解放された。
そして、そのままその場に座らされ、萌
は髪の毛を弄りだした。
「……髪の毛もやるの?」
「当たり前でしょー!メイクだってする
よ!」
なにがそんなに楽しいのか、わくわくと
した表情でそう言う萌。
……嫌なのに、なあ。
別におしゃれすることが嫌なんじゃない
。──香坂と会うためにおしゃれするの
が、気恥ずかしくて嫌。
だってこんなの……。
まるで私が、香坂と会えることが楽しみ
、みたいじゃん──。
「──出来たっ!」
じわり、と額に浮かんだ汗を拭って、萌
がそう言ったのは、もうお昼に近い時間
だった。
「やだ希美、めっちゃ可愛い!ていうか
綺麗~」