睡魔をイケメンに擬人化してみた
気づきはすぐに訪れた。
―”布団”とは、掛け布団と敷布団が「対」になっていてこそ、”布団”ですよね…?
やめておけばいいのに、欲には勝てないのが人間である。
―掛け布団も敷布団も、擬人化してこそ、真の「布団の擬人化」と言えよう。
なつみは、敷布団までも、イケメンに擬人化してみることにした。
「使命感」
これは人間独特の感性なのかもしれない。
そしてなつみは、人より少し、スケ…使命感が強かったのだろう。