睡魔をイケメンに擬人化してみた



―…いらない。


なつみはまた一つ、本音を見つけた。


―そんなウハウハな妄想、いらない。




「私は身の丈にあった妄想をすべきなんだ」




もっと現実的な、確信のある妄想が欲しい。

私のことをわかってくれている人と、イチャイチャウハウハしたい。

ふたりのイケメンを上手に扱えるほどの器じゃない。そんなの、楽しめない。ちゃんと一対一で楽しみたい…!

一人の人に、私のことだけを好きな人に、大事に扱われたい、抱きしめられたい…!
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