睡魔をイケメンに擬人化してみた
同僚たちは眠そうにプロジェクターで映し出された画面を見ている。
-!
なつみは異変を確信した。
-この匂い、まさか…!
エキゾチックな匂いが、部屋の中に漂い出している。この匂いは、昨夜かいだ、あの匂いと同じだ。
-どういうこと?どういうこと?
なつみは慌ててまわりをキョロキョロ見渡す。
「うっ」
あまりの驚きに思わず低い声が出る。
かくして、ポインターを持って前で発表している他支部の社員の背後に、彼~睡魔~は立っていた。