なんで俺じゃあかんねん
なんか、妙に会話がはずんできてしまった。
まあええか。
会話しながら機会を待とう。
「あとさ、遼たん!!」
「遼たん?」
「そう!遼たん。」
「もしかして、遼のこと?」
俺が知ってる中で、遼たんってあだなつけられそうなんは、遼だけ。
「うん。相崎くんのこと。
可愛いやん?なんか小動物系でさ。全体的に色素うすくて。
だから、チア部で"遼たん"って呼ばれてんねんで!」
「っぶ!マジで!?」
遼が知ったときの顔を想像して吹いた。
「イメージにぴったりじゃない?」
「でも、遼が聞いたら絶対ガッカリするで。
あいつ"可愛い担当"って知ったときも微妙な顔してたし。」
「いや、だって可愛いもん!しょうがないやん。」
まあ、な。
確かに、見た目可愛い系やな。
「あと、あだな系でいうと、隊長とか?」
「え?もしかして・・・」
「新撰組!!斉藤 一!!」
「あははは!!」
俺は思わず声を大きくして笑った。
「俺も、はじめて名前知ったとき聞き返したわ!」
「やっぱり~?そうやんな。」
「あいつの母親が決めたらしいで!新撰組ファンやねんて。」
「そうなんや~!お母さん、おもしろいね!」
二人で一緒に笑っていると、俺の頼んだものがきた。
それをきっかけに笑い声が一旦静かになる。