なんで俺じゃあかんねん
無力感。

一言でいえばそれやと思う。

俺には、関係ないことやけど、でも・・・
雅さんの気持ちは、全部とは言えんけどわかるから。

去っていく雅さんの後ろ姿、

俺の思いこみかもしれないけど、あきらめてる感じがして。


なんとかしてやりたいけど、俺は何もできへん。


せめて、文化祭は楽しいものにしたい。

あの様子やと、絶対めっちゃ楽しみにしてると思うから。


不本意で決まった執事喫茶やけど、
俺が貢献できるなら、頑張って貢献したい。

文化祭で楽しい思い出作って、
コンクールがんばれ、雅さん。


もう姿は見えんけど、雅さんが去っていった方を見ながらそんなことを考えていた。


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