なんで俺じゃあかんねん

食堂に戻ると、もう女子7人はおらんくなってて、
ほとんどの奴らが飯も食い終わってた。

「おーハル!どこ行っててん?」

「まあ、ちょっとな。」

俺はあいまいに返事をして、もといた自分の席に座る。

「ハル~、文化祭の振り替え休日、午後から暇?」

遼がいきなりそんなこと言ってくる。

なんやいきなり。

「暇って、その日部活やん?」

「午前だけやん?午後からの話。」

そうやったっけ?

てっきり一日部活できると思ってたのに。

午前だけかよ・・・

「それなら、午後からはなんもないけど。」

「なら決まりやな!」

祥ちゃんまでそんなことを言う。

「え?なにが?」

全然話読めん。

「さっきな、ハルおらんかったけど、あのメンバーでボウリング行こうってなってん。

ハルも参加な。」

「はあ?勝手にきめんなや。」

「あかんかった?暇なんやろ?」

いや確かに何も予定ないって言ったけどさ。

なんで人の予定を・・・。








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