なんで俺じゃあかんねん
文化祭前日。

教室中の飾りつけを終え、
俺たちのクラスは、男子全員の衣装合わせを行っていた。

っていっても、
普段着ている制服のYシャツの袖を肘まで折り曲げ、ズボンにサロンをまくだけ。


「坂井くん、やばい~~!!!」

なにがやばいんか、全然わからん。

普段の制服とそんな変わらんやろ。
しかも、今合服期間やから余計に。

俺はそう思いながらも愛想笑いを返す。


「おー!ハル~似合うな~!」

「斉藤!」

斉藤も、作業を終え衣装合わせに加わってきた。

横では、リキトがなかなかサロンを結べず四苦八苦している。

「おまえも似合うやん。」

斉藤は背があるせいか、サロンを巻くと足が長く見えてなかなかに様になっている。


「もう!神坂くん、貸して!」

そんな呆れ声がして振り返ると、リキトのサロンを九条さんが結んでやっていた。

「ありがとう!」

とやっと、着替えが完了して俺たちの方へやってくる。


「バスケ部三人組やば!」

俺らが横に並ぶと、女子たちが集まってきた。


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