なんで俺じゃあかんねん
入学してから最初の金曜日の放課後。
「入学早々学力考査とか、ふざけとんちゃうか!?」
そう言ってぷんぷん怒っているのは斉藤。
彼の言うとおり、入学した3日後からいきなり5教科のみだがテストがあった。
今日は理系のテスト。
終わって昼飯を食おうと3人で出てきたのだ。
「まあ、もう終わったんやから、ええやんけ。」
「いや、俺・・・いろんな意味で終わったからな。」
「俺もや!」
自転車をひく斉藤とリキトが話すのを、俺は一人もっと絶望的な思いで聞いていた。
リキトは、こんなこと言ってるけど、どうせできてるはずや。
中学の時から頭よかったし。
でも、斉藤はどうなんやろ?
もしかして、俺と同じでバカかな?
いや、俺ほどじゃないか・・・。
全然わからんかったわ。
二人のように、とても笑って会話はできん、
とか考えながら、俺は後ろをついていく。
とりあえず学力考査も終わったということで、
斉藤の提案でファミレスへ向かっている。
「おい、ハル、どうしてん?」
暗い俺に気付いてリキトが声をかけてくれた。
「え?いや、別に。」
おまえにはわからん悩みや・・・。
「あ、斉藤、あれか?」
話題を変えるように見えてきたファミレスを指す。
「そうや、そうや!
俺が登校してくるときに見つけてん。」
チャリを片手に持ち替えて、俺と同じく指をさす。
「おー!なんか、こういうの高校生っぽいよなあ!」
なんでそこでテンションあがってんねん、リキト。
「せやろ、せやろ!
俺も、絶対こういうのしたろって思っとってん!」
斉藤もどうやらリキトと同じ部類らしい。
・・・はあ、俺はそれどころじゃないのに。
まあ、ええか。
もう終わったことやし!
「よし、行こう。
俺、腹へったし。」
俺も気持ちを切り替えて、
3人でファミレスへ入った。
「入学早々学力考査とか、ふざけとんちゃうか!?」
そう言ってぷんぷん怒っているのは斉藤。
彼の言うとおり、入学した3日後からいきなり5教科のみだがテストがあった。
今日は理系のテスト。
終わって昼飯を食おうと3人で出てきたのだ。
「まあ、もう終わったんやから、ええやんけ。」
「いや、俺・・・いろんな意味で終わったからな。」
「俺もや!」
自転車をひく斉藤とリキトが話すのを、俺は一人もっと絶望的な思いで聞いていた。
リキトは、こんなこと言ってるけど、どうせできてるはずや。
中学の時から頭よかったし。
でも、斉藤はどうなんやろ?
もしかして、俺と同じでバカかな?
いや、俺ほどじゃないか・・・。
全然わからんかったわ。
二人のように、とても笑って会話はできん、
とか考えながら、俺は後ろをついていく。
とりあえず学力考査も終わったということで、
斉藤の提案でファミレスへ向かっている。
「おい、ハル、どうしてん?」
暗い俺に気付いてリキトが声をかけてくれた。
「え?いや、別に。」
おまえにはわからん悩みや・・・。
「あ、斉藤、あれか?」
話題を変えるように見えてきたファミレスを指す。
「そうや、そうや!
俺が登校してくるときに見つけてん。」
チャリを片手に持ち替えて、俺と同じく指をさす。
「おー!なんか、こういうの高校生っぽいよなあ!」
なんでそこでテンションあがってんねん、リキト。
「せやろ、せやろ!
俺も、絶対こういうのしたろって思っとってん!」
斉藤もどうやらリキトと同じ部類らしい。
・・・はあ、俺はそれどころじゃないのに。
まあ、ええか。
もう終わったことやし!
「よし、行こう。
俺、腹へったし。」
俺も気持ちを切り替えて、
3人でファミレスへ入った。