極上☆ラブパワー
岳さんは見た目からして年上か?
僕と変わらないような気もするけど
「では皆さんが揃ったときに挨拶を。じゃあ夏木さん、行きましょう」
「―――待て」
岳さんが僕を止めた
「何ですか?」
まだ何かあるのかな
僕は話すことはないけど
「…許可は取ってあるのか」
「夏木さんの許可が下りてます」
「………っ!」
「まさか、あなた達の許可が必要ですか?」
黙り込む岳さん
ということは必要ないみたいだな
「じゃあ、失礼します。これからどうぞよろしく」
それだけ言い残し、僕は嫌がる夏木さんを引っ張って部屋に向かった