ナピュレの恋【完】
貴子が電話を切ったと同時に。
「お待たせ致しました」
と、珈琲が運ばれてきて貴子は一口飲むと“ふぅ…”と息を吐いた。
そして、裕也の目を見て。
「なつこが今、どこにいるか知りたい?」
そう聞いてきた。
―ガタンッ―
と、身を乗り出した裕也は。
「なつこの居場所知ってるんですか!?教えてください!!お願いします!!」
裕也の少し大きめな声に周りにいた客は驚いていた。
そんなことはお構いなしに貴子は。