ブラックⅠ-出会い-
倉庫から家までは大体15分くらいて、
冬の風を受けながら、レイジの背中にしがみ付いてバイクで帰った。
「来い」
いきなり掴まれた手、
レイジが私を引きずるようにして歩き出す。
「え?」
「今日はお前、俺の部屋で寝ろ」
当たり前みたいにそんな事をいうレイジの横顔は、やっぱり余裕に満ち溢れていて、もう緊張でどうにかなるんじゃないかってくらい私をドキドキさせる。
と、泊まり?
レイジのお部屋に?
ていうか私レイジの部屋入るの始めてだ。
そんなテンパる私に気にすることもなく、レイジは部屋のドアを開いた。