ブラックⅠ-出会い-



「これ」




「え?」




後ろから抱きかかえられている私の前に、レイジが小さな正方形の箱を出す。




「プレゼント」




まさかレイジからもらえるとは思って無かった。


だってそういうの興味無さそうだし、
「クリスマス?何それ、食えんの?」とか言ってそうだし!!




だけど確かにレイジの手のひらの中では小さな箱がこっちを見つめている。




「開けてもいい?」



その私の声に、レイジは返事をしなかったけど、多分それが合図なんだと思う。




小さな箱を受け取り、それを手に取る。




レイジは箱から手を離すと、私のお腹へと両腕を回した。





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